みんな、あかりちゃんにくぎ付けで、ワタシなんぞ眼中に無いらしいと
分かりましたから、そっと楽屋を脱出。
床には、カメラマンさんたちのでっかいバッグがいっぱいありました。
基本的にカメラの知識とか殆どない（今は、ちょっとはあります）ので、
よく分かりませんでしたが、みんな高そうなカメラ持ってるなぁとか、
あのオジサンだけ、1番前でしゃがんでて、全然動かないでなぁとか、
うわ、もうフィルム交換してる人いる～、まだ10分くらいしかたってな
いんじゃ・・とか、若そう人（20代）は1人だけかなぁとか、ぼんやり
と人間観察などしていると、Aさんが、
「じゃ、そろそろ水着とろうかー。」

おお！！水着とるんだ～、と急にドキドキ・・。いや、ヌード撮影だから、
当たり前だし、脱ぐのはあかりちゃんなんですけど、ものすごいドキドキ
しちゃいました。
後ろ向きになったあかりちゃんは、ゆっくり首のとこの結び目をといて、
そのあと、背中の方の紐も・・。その間も続くシャッター音。
「そのまま前向いてみてー」
とAさんの声。
水着が落ちないように押さえたまま、こっちに振り返るあかりちゃん。
シャッター音嵐！！！！
「じゃ、脱いだのこっちに。で下ねー。最初は後ろ向きでー」
とあかりちゃんから脱いだ水着を受け取りながら Aさん。
再度後ろ向きになったあかりちゃんが、ゆ～～～～っくりと脱いでいくと、
またしてもシャッター音嵐！！！！その間にも、カメラマンさんから、
「もうちょっと、お尻付きだす感じで～」とか、「指まっすぐにしてくれる」
「こっち振り返ってくださ～い」とか「今度、反対側にも振り返ってｋれる～」
とか、次々に注文が。
そのまま、脱ぎ終わるまで、途絶えないシャッター音。しかし、あんな近くで
下から撮られたら、イケナイものが写るんじゃ・・などと更にドキドキする
ワタシなのでした。
（つづく）

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